モンモンモン

おはようございます。


昨日は大学時代の知人男性たちと初めて、いかがわしい喫茶とかいうけしからん場所に赴きました。


当方メイド喫茶なぞ行ったことはありませんが、
今回それっぽいところに行ってみて、一つだけわかったことがあります。


～喫茶と名がつくところは、
往々にして費用対効果が悪いということです。


言い方を変えれば、
体のいいボッタクリ喫茶だということです。



今回行ったところは、
まず入場料が三千円。



この時点で若干おかしいです。
この世の中に入場料をとられるところなんて、
ディズニーランドかあるいは銭湯くらいなもんです。

入場するだけで三千円取られるなんて、
よっぽど敷居の高いところなんでしょう。



店内は喫茶店とは程遠く、
完全にバーと仮しております。
ガールズバーみたいです。

ガールズバーも相当な詐欺だと思いますが、ここはそれ以上に詐欺です。


一杯千円のジントニックを頼みますが、
すでに結構な酒乱状態なため、
酔いの回りも早いです。



説明が前後しますが、
この店では入店時にチップを買います。
100ポイント1000円で買います。

そのポイントを駆使して女の子と遊んでくださいというのです。


入った以上楽しまなければなりませんから、
ゲームをします。


これは勝てそうだということで、ビールの一気飲み対決をしました。


しかしそこには当然のハンデがあります。
相手はノンアルコールビール。
こちらは普通のビール。


結果は火を見るより明らか。
善戦むなしく負けてしまいました。


敗者には罰ゲームがあるということで、
女の子に思いっ切りビンタされました。


わけがわかりません。
もはや訴えたら勝てるレベルです。

合計五千円払って殴打をされたのです。
僕が日本だとしたら遺憾の意を示してるところです。

聞くとボディーブローでも良いらしいんですが、
さすがに臓器はまずいと思い、思い留まりました。



それから王様ゲームの出来損ないみたいのをして、
合計１時間ほどで退店。



残ったのは腫れた頬。
失ったのは六千円。


お父さん、これが日本の縮図です。
新宿は怖いところです。



でも本当に怖いところは、
そこに一人で来てたサラリーマン風の男性です。


僕が学生時代にパチスロを興じていたとき、
平日の昼間っからスーツ姿でパチンコをやってるおっさんを見て、
こいつは一体何をやってるんだろう？と疑問に思いました。


しかしその答えが見つかりました。


昨日、あの店に一人で来てたサラリーマン。
あいつがあいつでファイナルアンサーなんです。


費用対効果うんぬんをのたまわってる若造とは、
格からして違うわけです。

もともと求めているものが違うんです。
あいつは揺らしに行って、
俺は揺らしに行かなかった。
その差なんです。


俺達がやり取りしてるのは実は金じゃないんです。
プライドなんです。


僕にとってあのサービスは一文の価値すらありませんでしたが、
あいつにとってあそこはパラディソなんでしょう。


つかパラディソってなんだよ！
なんでビンタされに六千円も払わせられなきゃいけないんだよ！
ただのボッタクリバーじゃねえかよ！


「ビンタが唯一女の子と触れられる機会なんだよ～」
ってやかましいわ！
ちょっと仲良い女の子に頼めば、
ビンタくらい無料でしてくれるわ！











「頼む！ちょっとビンタしてくれない？本当に頼むよ！」






…あ、無理か。